Scrapbox をデスクトップメモ化するアプリを作った
Scrapbox のノートを Mac のスティッキーズのように表示できるアプリを作った。
Mac のスティッキーズはちょっとしたメモを残したいときに便利だけど、とにかくエディタが使いづらいのが不満だった。
Scrapbox にあるような文章を書くのに優れたエディタが使えれば…と考えたのが開発のきっかけ。
実は2年前に既に動くものができていたが、当時の自分の技術力ではメンテし続ける自信がなく、結局公開できていなかった。
今は TypeScript や React をいい感じに使えるようになり、Electron アプリを安心して開発できるようになったので公開した。
Scrapboxをデスクトップメモとして使えるようにしてみた pic.twitter.com/nx408sEkA9
— くえび (@questbeat) 2018年2月6日
角に折り目をつけると常に前に表示するとか pic.twitter.com/TA08JV8V1g
— くえび (@questbeat) 2018年2月6日
ノートを表示する以外の機能はほぼないので、整理とかはブラウザでやる必要がある。
なので Scrapbox を便利にするツールというよりは、あくまで Scrapbox に情報を入力する手段のひとつという感じ。
ノートのスタイルを設定する機能もないが、そこは Scrapbox 側の UserCSS が使えるので意外と自由度は高い。
作ってみた感想としては、Electron ではもはや TypeScript は必須だなと思った。 (いまさらという感じだけど)
特に Electron では main と renderer でデータをやり取りする場面があるので、型を共有できたほうが安心できる。
また、今回は GitHub Actions を使って、アプリのビルドから署名、公証の取得までを自動化できたので、このへんの詳細はまた別でブログを書く予定。